２９８０円マッサージの歴史

価格破壊が起こってから何年たつだろう・・・・・。

その昔、１分１００円と言う相場からの大きな崩れである。

このマッサージ、もみほぐし、リラクゼーションという言葉はその施術を受ける側からするとほとんど違いの分かりにくいものである。もちろん違いの分かるような説明があってうけるのであればその違いはだれにでもわかるかもしれないのは言うまでもない。

１０分１０００円のクイックマッサージなるものが生まれたのはもう２０年以上前である。

記憶が正しければテレビ番組でその発祥は神戸は元町のリラクゼーションのお店からです。

そのちょいと気軽に椅子にもたれかかるようにしてしてもらうマッサージはマンハッタンマッサージとも呼ばれ、アメリカでは地下の人がいきかう連絡路的なところに一台の座って行うことのできるマッサージ台をおいてやっているのを昔、ロスアンゼルスでも見たことがある。日本でも昔からある路上の靴磨き的な印象を受けたのが懐かしい。

僕はこの業界で仕事を始めて３０年近くになりつつある。

偶然にもこのクイックマッサージの発祥である神戸元町は子供のころから父親によく馬券を買うのにつれてこられていたエリアでもある。。。

そしてこの仕事を始めたころにはお店になかなか足を運んでもらうことだけでは厳しかったころ、クイックマッサージ用の座ってするマッサージ台を購入して近くの健康ランドで畳一畳ほどのスペースを借りてお客さんを取っていいたことがある。

当時は足元を見られて最初１０％ほどの売り上げに対する金額で契約をしたこの健康ランドも結局２５％まで支払うことになって自分で稼ぐことの厳しさを思い出します。

いまでも見かけるガチャガチャを設置して手にする手数料を切り口にたった一畳のスペースのレンタルでこれだけの売り上げがリスクもなくあげることができますよ～なんて営業していたことも懐かしいです。

クイックマッサージに影響を受けたことはその発祥である神戸にいたことが大いに関係しました。

そして価格破壊の進んだ２９８０円のマッサージとの出会いは黄色のでかでかとした看板のチープな印象でしかなかった南大阪にアメリカンマッサージやったかどうか記憶は定かではありませんが見たことが始まりです。

一生懸命習得した技術の安売りなんて思いつきもしなかったものが目に飛び込んできたのです。

たまたま当時そのあたりに住んでいただけのことで知ったマッサージ２９８０円はマッサージ好きやけどしょっちゅう行くのはできない僕や僕と同じくらいの人たちの大きな救いの手にもなったことと思います。

気軽にできる！

店の雰囲気で気軽さを作るより、価格による気軽さをつくりだしたこの方法は店舗の開業するための費用を大きく抑え、気軽さによる回転率で仕事にかかわる人もお客さまも喜ぶ絶妙な価格設定で業界に大きな変革をもたらしたきっかけを作ったと思います。

今では同じような価格での色々なお店ができています。

ズバリ２番煎じとしてこの２番煎じのトップバッターとしてゆるりが誕生したのです。

ここからは１号店の話です。

金額をおさえ、出店費用のコストを抑え、宣伝広告はどでかい看板だけ・・・・・

これだけでこれまでの既存のリラクゼーション店舗の売り上げを大幅に超えることができました。

一切、チラシを配る必要もなく、ホットペッパーなどの媒体や近隣に配られるフリーペーパーへの広告関連の費用などもゼロでした。

働く人は一度の求人で十分すぎるほど集まりましたし、看板だけでどんどんお客様には来ていただけるし、開業にかかった費用は以前に開設したリラクゼーション店舗の半分くらいで作ることができました。

そんな時代がありました。

ちなみに今は全くそんなことはありません。

６０分２９８０円の店舗は今では無数にあります。

それが当たり前になる中でまた違ったものが形や価格が変わることで生まれるように見えることもあると思います。

人は人の手によって癒されるのは生まれたてのころから多くの人が両親によって受けた愛情の延長線上にあることはこれからも変わることはないでしょう。

あたたかい手の手法をもっとからだにとって良いものに変えるための技術的な努力も含め我々業界の中でお客様にとってよい競争を行われることがこれからの癒し業界の発展へとつながるはずです。

定期的な技術のチェックや研修を通じてその業に取り組む私たちゆるり新宿店はすこしでもストレス社会における身体への癒しをよりよい形で提供できるように努力していかなければと考えています。

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